レッスンの内容
単語を増やす
このごろ”単語がなかなか覚えられないんだけど、何かいい方法はないですか?”という質問をよく耳にするんですが、みなさんはどうですか?
せっかくの機会なので、今日は効率よくボキャブラリーを増やすコツについて、少しお話してみたいと思います。
100%辞書を活用しよう!
結論から先に言ってしまうと、単語を増やすのにベストなのは、辞書を読むことです。
そう、辞書を「引く」ではなく「読む」です。
結構地味な方法なのでガッカリした方もいるかもしれませんが、色々試した私が達した結論はコレでした。英会話の上達には、単語の意味を”知っている”だけでは何の役にも立ちません。
”意味”を理解しその単語を”使いこなす”ことが出来なければ、その単語を”習得”したことにはならないのです。ちょっと例を挙げてみますね。
agree という単語の意味が分からず、辞書で調べてみるとします。
「意見が一致する、賛成する、同意する・・・・」などなど色々な意味が書いてあります。
たいていはここで辞書を閉じてしまうんですが、それではせっかく開いたページがもったいないです。
ちょっと余計に時間を割いて、例文にも目を通してみてください。
私の辞書には
We didn’t agree on that plan. (我々はその計画に同意しなかった。)
It’s hot today. / I agree. (暑いね。/同感。)
という例文があります。
ここで、~に関して賛成する、と言いたいとき、on + 名詞 と続くことが分かります。
2つ目の例文では、日常会話でも“ホント同感だよ、君の言う通りだね”という感覚で agree が使えることも分かります。さらに読み進んでいくと、
名詞) agreement
反対語) disagree
と出ています。
つまり何が言いたいのかというと、辞書は情報の宝庫、コレを最大限に活用しないテはない、ということです。
名詞形、反対語、同義語などもついでにおさえる例文は書き写し、スラスラと言えるように練習(復唱)する。
専用の単語ノートを作って、私はこの作業を何年も続けました。10冊以上になったオリジナル単語ノートは、今でも私の宝物です。
書いて覚える、言って覚える、この蓄積は、英会話上達に必ず役立つので、騙されたと思ってトライしてみてくださいね。
PHRASE OF THE WEEK
今週のフレーズは
Do you have a minute?(今ちょっと時間ある?)
相手に話しかけるのに注意を引く際、こんな風にたずねるととても自然です。
Mary : Charlie, do you have a minute? (チャーリー、今ちょっといい?)
Charlie : Sure. What is it? (もちろん。何?)
日本語でも「今ちょっと時間取れる?」「時間ある?」なんて言いますが、英語では”時間を持っているか”という聞き方になるんですね。
これぞまさに英語的発想! 便利なフレーズなので是非覚えてくださいね。