be動詞と一般動詞「やり直し英文法」

    1. 英文法

    今日は「やり直し英文法講座」の3回目。

    主語・主部についてはザッと学んだので、今日から数回にわたって動詞について解説していきたいと思います。

    と、その前に前回のクイズの解説から行ってみましょう。

    前回のクイズ

    次のパーティー会場での会話を読んで、クイズに挑戦してみてください。

    A) (1)テーブルのお花のアレンジが素敵!

    B) ホント。ねぇ、今日彼は来てないの?

    A) 来てるわ。ほら、(2)黒いスーツに長髪のあの人が、私の彼。あなたの彼はどこ?

    B) あそこ。(3)壁に寄りかかっている、背の高い男の人がそうよ。

    (1)~(3)各文を英訳した際の“主語”“主部”はどうなるでしょう?

    (1) The flower arrangement on the table is beautiful.

    主語=The flower arrangement(お花のアレンジ)

    主部=The flower arrangement on the table(お花のアレンジ・テーブルの上の)

    (2) The man with long hair in black suit is my boyfriend.

    主語=The man(男の人)

    主部=The man with long hair in black suit(男の人・長髪の・黒いスーツの)

    (3) The man leaning against the wall is my boyfriend.

    主語=The man(男の人)

    主部=The man leaning against the wall(男の人・壁に寄りかかっている)

    このように“主語”を修飾する順番が、日本語とは逆になることが多いのが、英語の特徴です。

    動詞の種類

    英語の動詞には、be動詞一般動詞があります。

    1. be動詞:「~です、います、あります」など、主に状態を表す動詞です。現在形には、am, is, are の三つがあり、主語によって変わります。
    2. 一般動詞:「~する」という動作を表す動詞です。play, study, eat など、色々な動作を表します。非be動詞=一般動詞、という認識でOKです。

    日本語の「です、います、あります」に当たる be動詞は、英語にはいくつも存在します。

    その文の主語が何かを見極めることによって、どのbe動詞を使うかが決まります。

    見極める際に注目すべき点は次の2つ。

    主語は単数?複数?

    主語は一人称?二人称?三人称?

    単数

    一人称単数 I(私)> am

    二人称単数 You(あなた)> are

    三人称単数 He, She, It(私・あなた以外全て)> is

    複数

    一人称複数 We (私たち)> are

    二人称複数 You(あなた達)> are

    三人称複数 They(私たち・あなた達以外の全て)> are

    クイズ

    それではここまで学習したことをもとに、以下の文章で使われるべきbe動詞を考えてみてください。

    A. あなたのお父さんは

    B. 彼の両親は

    C. 私の彼は

    D. 私の誕生日は

    E. あなたが予約した4枚のチケットは

    F. 君の弟の車は

    G. 昨日彼女に借りた3冊のマンガは

    be動詞を決定するには、前回までで習った「主部」の中から「主語」を正確に見抜くことが必要になります。

    「主部」の表現に惑わされないよう、気をつけましょう。

    回答および解説は次回のメルマガで詳しくお伝えしますね。

    PHRASE OF THE WEEK

    今週のフレーズは、

    My lips are sealed.(誰にも言わないからね。)

    私の唇は封じられている、つまり“秘密は漏らさない・喋らないよ”という意味です。

    A) Please don’t tell anybody.

    (誰にも言わないで、お願いね。)

    B) Don’t worry. My lips are sealed.

    (心配ご無用。誰にも言わないよ。)

    かなりネイティブっぽいフレーズです。

    一般動詞

    こんにちは~。みなさん、お元気ですか?

    新シリーズ「やり直し英文法講座」も今回で4回目。

    このシリーズでは、“言いたいことを英語で表現できるようになる”ために知っておくと便利な基本ルールをご紹介しています。

    文法はツマラナイ!と思っている方も、ぜひ引き続きお付き合いくださいね!

    それではまずは前回のクイズの解説から行ってみましょう。

    前回のクイズ

    以下の文章で使われるべきbe動詞を考えてみてください。

    A. あなたのお父さんは
    B. 彼の両親は
    C. 私の彼は
    D. 私の誕生日は
    E. あなたが予約した4枚のチケットは
    F. 君の弟の車は
    G. 昨日彼女に借りた3冊のマンガは

    be動詞を決定するには、前回までで習った「主部」の中から「主語」を正確に見抜くことが必要になります。

    下線部の「主語」を意識しながら、解説を見てみましょう。

    A. あなたのお父さんは – 私・あなた以外の単数=3人称単数=be動詞は is
    B. 彼の両親は – 私・あなた以外の複数=3人称複数=be動詞は are
    C. 私の彼は – 私・あなた以外の単数=3人称単数=be動詞は is
    D. 私の誕生日は – 私・あなた以外の単数=3人称単数=be動詞は is
    E. あなたが予約した4枚のチケットは – 私・あなた以外の複数=3人称複数=be動詞は are
    F. 君の弟の車は – 私・あなた以外の単数=3人称単数=be動詞は is
    G. 昨日彼女に借りた3冊のマンガは – 私・あなた以外の複数=3人称複数=be動詞は are

    このように、文中の主語がわかれば、どんなに長い文章でも適切なbe動詞が選べるようになります。

    主語を修飾している他の単語に惑わされないよう、注意しましょう。

    一般動詞の現在形

    前回非be動詞=一般動詞、という認識でOKとお話しましたが、今日はこの一般動詞の現在形について触れていきます。

    一般動詞は、大まかに言うと人やモノの「動作」を表します。

    be動詞と違い、実にたくさんの動詞が存在するので、まずは日常的によく使う身近な動詞から少しずつ覚えるようにするといいと思います。

    I go to school. (学校へ行く、という動作を表します。)

    I drink coffee. (コーヒーを飲む、という動作を表します。)

    このように主語のすぐ後に動詞が来ます。

    そして一般動詞の現在形も、主語によって変化するのですが、be動詞のときとは違い、変化するのは主語が3人称単数の時に限られます。(私・あなた以外で単数の場合)

    下の表を見てみてください。

    一人称単数 I drink coffee
    二人称単数  You drink
    三人称単数  He/She drinks
    一人称複数  We drink
    二人称複数  You drink
    三人称複数  They drink

    三人称単数の動詞にご注目。

    これは学校で習った記憶もあるかもしれませんが、「3単現のS」と呼ばれる“s”です。

    つまり、主語が「3人称・単数・現在形」のときは、動詞に「s」をつけなければなりません。

    なんとなく学校英語を思い出してきましたか?

    そしてこの「s」、基本的には動詞の最後につける、と覚えていればいいのですが、以下の場合はちょっと注意が必要になります。

    動詞が ch, s, sh, x, o で終わる場合は「s」ではなく、「es」をつけます。
    例) finish > finishes, wash > washes

    動詞が子音+「y」で終わる場合は「y」「i」に変えてから「es」をつけます。
    例) study > studies, cry > cries

    ちょっとややこしいですが、慣れてくれば自然にこのルールが適用できるようになってくるので、あまり心配は要りません。

    クイズ

    それでは、3人称単数のときのルールに注意しながら、下記を英訳してみましょう。

    A. 私は会社へ行きます。

    B. 彼は紅茶を飲みます。

    C. 私の姉はお皿を洗います。

    D. 彼らは山に登ります。

    E. 弟は仕事を終えます。

    F. あなたは歌を歌います。

    回答および解説は次回のメルマガでさせていただきますね。

    PHRASE OF THE WEEK

    今週のフレーズは、

    I’ve heard a lot about you.(お噂はかねがね。)

    あなたのことは色々と伺っています、と言う意味です。“会うのは初めてだけれど、共通の知り合いから話に聞いている”、と言いたい時に使う決まり文句です。

    A) Nice to meet you.
    (お会い出来てうれしいです。)

    B) You, too. I’ve heard a lot about you.
    (こちらこそ。お話は色々と伺っています。)

    日常生活の中では、“やっとあの人の顔と名前が一致した”なんてシーンは結構はあるかと思います。

    そんな時にもよく使いますので、ぜひ覚えておきましょう。

    それではまた次回お会いしましょう~!

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