こんにちは。英語の名詞では単数形と複数形の違いを学びます。違いは複数形であった場合に、語尾に-sもしくは-esを付ける事です。
日本語であれば、複数の場合は「達」をつける事によく似ています。1つが複数か、それを見分ければこの文法は難しくありません。
レッスンの内容
代表的な複数形の名詞
さて難しくはないといっても、例外というものは存在します。それは、物体としては1つなのに、複数形にしなくてはいけない名詞です。
なぞなぞのようですが、複数となる理由がわかれば納得できます。では、代表的な複数扱いにある名詞をみてみましょう。
- Pants パンツ(ズボン)
- Glasses 眼鏡
- Shoes 靴
- Socks 靴下
- Stockings ストッキング
- Sunglasses サングラス
- Scissors はさみ
- Gloves 手袋
- Earrings イヤリング
- Tweezers ピンセット
- Pajamas パジャマ
ざっと上げただけでもこんなにあります。そしてこれらが全てではなく、まだまだたくさんあります。では、どうしてこれらが複数形になっているのでしょうか。
よくよくこれらの単語をみてみると、2つの部分がくっついて1つになっています。パンツであれば右足と左足、眼鏡であれば右目と左目、はさみであれば2つの刃物、これらが合体して1つになっています。
その為、名詞も複数扱いにあります。また、ピンセットにいたっては「挟む」為に2つ部分が必要であり、パジャマにいたっては上下と2つあるので複数扱いになります。
その為これらの名詞を使った会話は、1つの物体について話しているのに、複数扱いなのでとても面白いです。
会話
Grandmother: Emma, have you seen my glasses?
おばあちゃん:エマ、私の眼鏡見なかったかしら?
Emma: I didn’t see them, but I saw your earrings in Holly’s bed.
眼鏡は見なかったわ、でもホリーのベッドにおばあちゃんのイヤリングがあるのは見たわ。
Grandmother: Oh, what a bad cat!
まぁ、なんていたずら猫なの!
Emma: Scissors are also in there. She likes glittering items.
はさみもそこにあったわ。彼女はきらきら光るものが好きなのよ。
Grandmother: I need to get them back. By the way, where are my shoes?
取り戻さなくちゃね。ところで私の靴はどこかしら?
Emma: They are under the chair, you are sitting.
靴はおばあちゃんが座っている椅子の下にあるわ。
会話ででてきた名詞はほとんど1つのものですが、複数形の為、be動詞も複数形になり、更に代名詞も複数形となっていました。日本語では通常1つのものなので、この名詞に関わるbe動詞や代名詞に気を付ける必要があります。
さて、2つの部分がくっついて1つになる名詞が複数形となり、代表的なもので「パンツ」がありました。
足の2つが複数形なら、腕も2つなので「シャツ」、”shirt”も正式には”shirts”なのか?!とも考えてしまいますが、シャツは”shirt”で単数の単語が正解です。”shirts”になると「シャツ達」と日本語と同じ複数扱いになります。
女性向けは複数形になりにくい
では、2つで1つとなるパジャマと同じように、女性の水着の「ビキニ」、”bikini”はどうでしょうか。実はビキニは複数ではなく単数になります。例文はこのようになります。
These pajamas are big for you.
そのパジャマあなたには大きいわね。
That bikini is really fit in you!
そのビキニはあなたにとっても似合うわ!
これは例外の更に例外となってしまい、頭が痛くなってしまいます。これらはもう覚えるしかありませんが、女性の服装については基本的に単数形になっていることが多いです。
全てに対して法則が当てはまるわけではありませんが、会話の中で変に複数形を使っている単語があれば、調べてみることをお勧めします。
それではまた、See you!