英語での言い合いとケンカ

  1. 日常会話で覚える英単語

こんにちは。アメリカ人の基本的な性格は、自分の意見をしっかり言うことです。そして日本人の基本的な性格は、なるべく争いをさけることです。

これはステレオタイプの性格ですが、やはり今まで親しみのない性格の人と合うと、戸惑ってしまうものです。

言い合いは仲良くなるため

アメリカ人は自己主張をしっかりする為、日本人にとってはアメリカ人同士の会話が時には喧嘩しているようにもみえます。

しかし、これは意見のぶつかり合いであり、話がまとまった後は仲が更に深まります。そしてもちろん、本物の喧嘩や口げんかなども存在します。

会話

ブライアンが妹のケイティと何か問題を起こしてしまったみたいです。ブライアンとケイティは言い合いをしていたのでしょうか、それともケンカをしていたのでしょうか。

ブライアンとケイの会話をみてみましょう。

Kei: Hi, Brian!  What’s up?  You don’t look happy today.

やあ、ブライアン!どうしたの?今日は楽しそうにみえないよ。

Brian: Hi, Kei.  I had a squabble with my sister this morning.

やあ、ケイ。今朝、妹とケンカをしてしまったんだ。

Kei: That’s why your face looks in trouble.  What was the cause?

だから困ったような顔をしているのか。原因は何?

Brian: She ate all of the fruit.  I said to her leaving some grapes to me, but she ate them all!

彼女はフルーツを全部食べてしまったんだ。彼女にブドウを残すように言ったのに、全部食べてしまったんだ。

Kei: Weren’t they left in the kitchen?

キッチンには残っていなかったの?

Brian: No they weren’t.  My mom tried to give me other desserts. 

いや、なかったよ。ママが他のデザートをくれようとしたんだ。

But at that time, I was already flipped out and said, “Mom, this is none of your business.  This is between me and Katie!”

でもその時僕はもうカッとなっていて、「これはママには関係ない。これは僕とケイティの問題だ!」と言ったんだ。

Kei: I guess your mom tried to solve your problem. 

君のママは君たちの問題を解決しようとたんだと思うよ。

Brian: I think so too.  She looked sad.  I tried to apologize, but Katie made fun of me, so I missed saying sorry.

僕もそう思う。悲しそうに見えたよ。謝ろうとしたけれど、ケイティがからかったからごめんなさいって言い逃したよ。

Kei: You had better go back home hurry, after school. 

放課後早く家に帰った方がいいよ。

Brian: Maybe I should buy some flowers to her.

数本お花を買って帰った方がいいかもしれない。

Kei: By the way, have you made up with Katie?

ところで、ケイティとは仲直りした?

Brian: I forgot about it.  But it’s O.K., it was a worthless quarrel. I think she forgot about the quarrel.

忘れていた。でもそれは大丈夫、つまらないケンカだったから。彼女はケンカの事忘れたと思うよ。

ブライアンとケイティはケンカをしていたようです。しかもつまらない、口げんかのような軽いケンカでした。

女の子と男の子が怒鳴り合いながら白熱した英会話を交わしていた。

ポイント

では、会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

  • squabble ケンカ(つまらない内容)
  • quarrel ケンカ(口ゲンカ、仲たがい)

軽いケンカの時はこれらを使います。その代り、手が出るようなケンカは”fight”、「ケンカ(殴り合い)」を使います。

  • your face looks in trouble 困ったような顔をしている
  • flipped out カッとなった

ブチ切れた、カッとなったなど、瞬時に怒りが頂点に達していた時に使われます。

  • none of your business 君には関係ない

誰かと話をしている時に、怒った言い方で使われます。ケンカではよく使用されます。

  • apologize 謝る、謝罪する
  • have you made up with Katie? ケイティと仲直りした?
  • Have made up 仲直りする
  • worthless つまらない、価値のない

ケンカは仲がいい証拠

口ゲンカなどは会話でもでてきた通り、quarrelをよく使います。そして意見のぶつかり合いとなる、言い合いは、argumentを使います。

そしてどちらの場合でも、アメリカ人にとっては、「相手を言い負かす」というより、「意見を言い合い、分かち合う」という考えが強いです。

そしてもし相手を傷つけてしまった場合も必ず謝罪します。

言い合いの後は仲良し

ベッドに寝ながら英語で英会話に取り組む2人の子供。彼らは興味深くお互いを見つめています。

アメリカ人にとって言い合いをするとは、相手をよく知るための行動です。なので、言い合いなどの文化にあまり慣れていない日本人は、ケンカと勘違いし、議論とならないことがあります。

日本人にとっては当たり前のようなケンカを避ける行動も、アメリカ人にとっては相手の事をよく知る事ができない行動になってしまいます。

【主張はしっかり行おう】

このことが、基本的な性格が違う為に起こってしまう、仲良くなる機会の減少です。言い合いができない人間に、アメリカ人は興味を持たなくなります。

アメリカに行った場合、意見のぶつかり合いにもその土地の文化と思い、参加してみて下さい。議論の後には必ず仲良くなっているはずです。

そして言い合いができるような仲になると、口ゲンカなどができる本当に仲のいい友人になるでしょう。

それではまた、See you!

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