イギリスの世界遺産で遊ぶうさぎ

    1. 日常会話で覚える英単語

    こんにちは。ガイドブックに載っている観光場所は、人が訪れるに値する場所です。しかしどのような点が、決め手になるのでしょうか。

    絵本の舞台と世界遺産

    1つの基準になるのが、世界遺産に登録されているかどうかです。世界遺産に登録される遺産とは、遺跡、景観、自然などの人類が共有すべき、顕著な普遍的価値を持つ物件のことです。

    大切なものだから、しっかり手入れをして後世に残そう、と決めた物件のことです。この中でも、人々の歴史を伝える文化遺産と、自然の造形を守る自然遺産があります。

    会話

    2017年に日本に1つ文化遺産が増えました。そしてイギリスにも1つ文化遺産が増えました。

    イギリスで2017年に増えた世界遺産は、世界的に有名な絵本の舞台となった場所です。どの絵本しょうか。

    エマとおばあちゃんの会話をみてみましょう。

    Emma: Nanny, please read me my favorite picture book.

    おばあちゃん、私のお気に入りの絵本読んでちょうだい。

    Grandmother: Okay Emma. Please bring me the book and sit beside me.

    おばあちゃん:わかったわ、エマ。絵本を持ってきて横に座ってちょうだい。

    Emma: Here is the book.

    ここにあるよ。

    Grandmother: “The Tale of Peter Rabbit”.  This is the very famous picture book in the world.  I like this too, Emma.

    「ピーターラビットのおはなし」。これは世界でとても有名な絵本ね。私も好きよ、エマ。

    Emma: I like the place where they live.  I wish if I could visit the Mr. McGregor’s yard. It should be very attractive.

    私は彼らが住んでいる場所が好きなの。マグレガーさんのお庭にも行けるならば行ってみたいわ。とても魅力的なはずだわ。

    Grandmother: The place of the model of this story is The Lakes.  It is in Lancashire, North West of England. 

    この物語のモデルの場所は湖水地方よ。イングランド北西部のランカシャーにあるのよ。

    The author, Beatrix Potter lived here.  Also, this place is one of the resort areas, and it has enrolled in a world heritage.

    作者のビアトリクス・ポターが暮らしていたのよ。ここはリゾート地の一つで、世界遺産にも登録されたの。

    Emma: So, if I go The Lake, I can visit Mr. McGregor’s yard like place!

    それならば、もし湖水地方に行ったら、マグレガーさんのお庭のような所に行けるっていうことなのね!

    Grandmother: I think you can visit where Peter lives, not the yard like small place.

    あなたが訪れるのは、ピーターが暮らしているような所で、お庭のような小さな所ではないと思うわ。

    Emma: Is that so?  Then if I go there, I will jump around like Peter and eat a lot of nice fruits.

    そうなの?それならば、もし私がそこへ行くならば、ピーターのように飛び跳ねて、美味しいフルーツをたくさん食べるわ。

    Grandmother: I hope you can go there sometimes.

    いつかそこへ行けたらいいわね。

    【物語が生まれる景色】

    湖水地方はピーターラビットの舞台となった場所でした。湖水地方は氷河が土砂を削り取った谷などが残り、たくさんの湖が存在しています。イギリス国内の保有地であります。

    日本語:英会話のレッスン中に丘の上から見た谷の眺め。

    ポイント

    では、会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

    • sit beside me 横に座ってください
    • attractive 魅力的
    • The Lakes 湖水地方

    この呼び方は一般的な呼び方です。世界遺産に登録された名前は、”The English Lake District”、「イギリスの湖水地方」です。

    • enrolled in a world heritage 世界遺産に登録された
    • I hope you can go there sometimes いつかそこへ行けたらいいね

    湖水地方は景観も豊かで、リゾート地でもあることから世界遺産の登録は、もちろん自然遺産と思う人がほとんどでしょう。

    しかし、始めでも述べたとおり、この湖水地方は文化遺産での登録です。

    イメージしにくいですが、ここは1987年から複合遺産として審議されていましたが、なかなか審査が通らず、文化遺産として2017年に登録が認められました。

    自然豊かな文化遺産

    この湖水地方は、新石器時代には石斧の産地であり、羊の牧畜がメインの主要産業です。

    また、織物の糸巻の生産も交通面の発達で産業としては成り立たなくなりましたが、観光業で現在も湖水地方をささえています。

    このような湖水地方を物語る事柄が、世界遺産委員会で認められ、文化遺産として登録されました。

    富士山も文化遺産

    英会話のレッスン中に見た富士山と桜。

    実は日本にも、自然遺産で登録を試みるも、文化遺産として登録された世界遺産があります。富士山です。正式な登録名称は、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」です。

    昔から神が宿る山として称えられ、また、昔から和歌の対象となることや、浮世絵のモデルにもなっています。このことが認められて文化遺産として登録されました。

    日本とイギリスの全く違う世界でも、今回紹介した世界遺産の登録方法など、似たような所があります。

    違いを探すことも新しい発見であり楽しめますが、見方を変えて、似ているところを探してみる事もいいかもしれません。

    それではまた、See you!

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