アメリカで牛丼はつくれるのか?

    1. 会話で学ぶ英語表現

    アメリカといえば建物、広告、食材、なんでも「ビッグ」です。狭い場所で育った日本人にとっては、何でも大きい物は憧れの対象になってしまいます。

    大きな家、一目を引く巨大な広告、そして何人で食べるのかわからないような大量の塊肉。まるで夢のようです。

    アメリカで牛丼を作るには

    しかし、いくら夢のような生活をしたとしても、やはり長い間慣れ親しんだもの勝るものはないのかも知れません。

    食べ物でいえば、すき焼きにしゃぶしゃぶ、牛丼なども、長くアメリカに住んでいるとまた食べたいと思うこともあるでしょう。これらの料理に使われる薄切り肉は、アメリカのスーパーマーケットでは売っているのでしょうか。

    会話

    ケイとブライアンの会話をみてみましょう。

    Kei: Hi, Brian.  Do you know any market that I can buy thin sliced beef?

    やぁ、ブライアン。薄切り牛肉を買えるスーパーを知っている?

    Brian: Hi, Kei.  Can’t you order in a meat corner, to cut beef in very thin?

    やぁ、ケイ。精肉コーナーで牛肉をとても薄く切ってもらえるよう注文できないかな?

    Kei: I tried it already, but what I could get were too thick.

    それはもう試したよ、でももらえた肉はまだまだ厚かったんだ。

    Brian: Then I have no idea.  What are you going to make with them?

    それならばわからないな。それで何をいったい作るの?

    Kei: I’m trying to make traditional Japanese dish “Gyudon”. 

    日本の伝統的な料理、「牛丼」を作ろうとしているんだ。

    It’s a bowl of rice which tasted sliced beef and onions are topped on.  I want to serve it to my host family.

    お米の丼でね、上に味がついた細切り肉と玉ねぎが乗っているんだ。僕のホストファミリーで食べてもらいたくて。

    Brian: Oh, you want to make Japanese food!  Then why don’t you go toChinese or Korean market?  People who want Asian goods go there to get them.

    あぁ、日本料理を作りたいんだね。それなら中華系か韓国系のスーパーに行ってみたらどうだい?アジア系のものが欲しい人はそこに行って買うよ。

    Kei: I forgot about that market!  Maybe I can get thin beef that I’m hoping.

    そのスーパーを忘れていたよ!そこならば多分僕が欲している薄切り肉を買えるね。

    Brian: If you can buy them, please make it for me, too.  I want to eat it!

    もし薄切り肉が買えたら、僕にも作ってほしいな。僕も食べてみたいよ!

    Kei: Then come to our dinner time.  I invite you.

    それならば僕たちの夕飯にきてよ。招待するよ。

    Brian: Thank you!  I’m looking forward to eat it!

    ありがとう!食べるのを楽しみにしているよ!

    アジアの材料はアジアのお店に行ってみるのが、アジア圏外では一番です。

    肉のショーケースの前に立ち、英会話のセッション中に英語の練習をしている男性。

    ポイント

    会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

    • thin sliced beef 薄切り肉

    英語にはもともと「薄く切った肉」という存在が珍しいため、適切な単語がありません。「薄い」と「肉」を合わせた言葉になってしまいます。

    • meat corner 精肉コーナー

    日本でも最近は肉屋が減ってしまいましたが、大きなスーパーの中には小さな精肉店のようなコーナーがあります。アメリカではスーパーは基本的に大きいので精肉コーナーには、肉を切る職人がいます。

    • It’s a bowl of rice which tasted sliced beef and onions are topped on.

    「お米の丼でね、上に味がついた細切り肉と玉ねぎが乗っているんだ。」

    日本人以外にはなじみのない「牛丼」の説明です。相手にとって異文化なものを説明することはとても難しいうえ、説明方法は様々ですが、通じたときはとてもうれしいものです。

    • serve (料理などを)出す

    人のために尽くすなどの意味がありますが、レストランなどでは「料理を出す」という意味でも使われます。

    黄色の背景にナイフを持ったひげを生やしたシェフがステーキを持ち、視聴者に英会話スキルを披露しています。

    細切り肉の入手は難しい

    塊の肉を基本として売っているアメリカでは、細切り肉を手に入れるのは難しい事が多いのです。

    精肉コーナーにいる店員が、肉をかなり細切りにできる技術をもっていればいいのですが、全員がその技術をもっているわけではありません。

    そのような時は会話にあった通り、アジア系のお店に行くのが一番です。日本人用のスーパーがあれば、多少値段ははりますが販売している場合もあります。

    最終手段は自分で切る

    しかし毎日のように薄切り肉を食べたい場合は、もっと経済的に購入する必要があります。1つの方法としては、塊の肉を冷凍して野菜用のスライサーでそぎ切りにします。

    もし肉を冷凍するのに抵抗がある場合は、肉用スライサーはいかがでしょうか。1台あたりの値段はとても高いのですが、中古品などを狙うと安く買えたりします。

    まとめ

    日本では普通のこともアメリカでは大変なこともあります。ホームシックにかからないよう、いい方法がみつかるといいですね。

    それではまた、See you!

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