この日本食はイギリス人向け?日本人向け?

    1. 日常会話で覚える英単語

    こんにちは。長期間海外にいると恋しくなるのが、和食です。米・味噌・醤油で育った日本人にとっては、欧米の味は美味しいとは思うものの、なかなか心からほっとできる味ではありません。日本人と和食は切り離せない関係です。

    自国の料理は味がわかる

    海外旅行から帰ってきて味噌汁と白米を食べると安心するように、海外でも日本食のレストランがあると入りたくなります。しかしそこで提供される料理は、本当に日本人が満足できる味なのでしょうか。

    その国で「美味しい」と有名なお店であっても、日本人にとっては「何か違う味」の場合があります。どうしてこのような違いが存在するレストランができてしまうのでしょうか。

    会話

    ロンドンに駐在中の竹井さんとリードさんの会話をみてみましょう。

    Mr. Read: Hello, Mr. Takei.  May I ask you a question that only you can give me the right answer?

    こんにちは、竹井さん。あなただけが正しい答えをくれる質問をしてもいいですか?

    Mr. Takei: Oh, that gives me a lot of pressure.  What do you want to know?

    それは大きいプレッシャーですね。何が知りたいのですか?

    Mr. Read: Please tell me the Japanese restaurant which gives us Tofu. 

    豆腐をだしてくれる日本食のレストランを教えてもらえませんか。

    I want to eat the Tofu which Japanese love to eat. 

    日本人が好む豆腐を食べてみたいのです。

    Many Japanese people in my company say, the tofus that sell in supermarket are not the real tofu.

    会社にいる多くの日本人は、スーパーで売っている豆腐は本当の豆腐じゃないっていうのです。

    Mr. Takei: I think it will be a bit challenge for you.  I can tell you but in that restaurant, the tastes are made for Japanese, not for British.

    すこし挑戦になると思いますよ。教えることはできますが、そのレストランの味は日本人向けでイギリス人向けではないですよ。

    Mr. Read: What’s the difference?

    どう違いますか?

    Mr. Takei: It’s hard to say.  If you go to the Japanese restaurant which is famous for British, you hardly see Japanese. 

    難しいですね。例えばイギリスで有名な日本食レストランに行ったなら、日本人はほとんどいないでしょう。

    That’s because the meal which that restaurant serve are for British’s favored taste.  The cooking changes when it moves to other country.

    それはそのレストランが提供する食事が、イギリス人好みの味だからですよ。国を移動すると料理も変わります。

    Mr. Read: Maybe that’s true.

    おそらく、それは正しいですね。

    Mr. Takei: However, if you want to go the Japanese restaurant, then let’s go together before long.

    ですが、日本食レストランに行きたいのであれば、近いうちに一緒にいきましょう。

    Mr. Read: That is very reassuring.

    それはとっても心強いです。

    海外にある日本食レストランで味の違いを感じるのは、その料理はすでに滞在国の人々好みの味になっているからです。日本人用のレストランを探すのは思ったよりも大変です。

    英会話のセッションで、女性が豆腐をフォークに乗せて英語で話し合っています。

    ポイント

    会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

    • challenge for you 挑戦になる

    相手に頑張ってもらう時に使います。

    • hardly see Japanese 日本人にほとんど合わない

    Hardly see” は直訳すると「見つけるのに苦労する」という意味ですが、分かりやすい言い方では「ほとんど合わない」になります。

    • meal, cooking 料理

    料理は他にも”dish”や”cuisine”もあります。

    • That is very reassuring それはとても心強いです。

    海外で食べる日本食レストランで違和感を覚えるのは、基本的に料理長やオーナーが日本人ではない事が多いからです。逆に違和感を感じないのは、料理長やオーナーが日本人である場合。

    同様に日本食が広まってきて、海外のスーパーでも日本食が売られている事も多いですが、やはりその国の味になっていることが多いです。ダイエットフードとして広まっている豆腐もそうです。やはり日本で食べる味とは違います。

    黄色の背景に空を飛ぶ日本の寿司。英会話が特徴です。

    国を超えて変化する料理

    しかし海外でできた新しい日本料理が、逆に日本で人気になった例もあります。それはカリフォルニアロールです。

    1960年代にロサンゼルスで開店した日本食店で、アメリカ人にも好まれる巻き寿司を考え、生み出された巻き寿司がカリフォルニアロールです。

    アボカドが具材として使われていたり、海苔が内側にまかれていたりと、アメリカ人の好みを反映した巻き寿司なのですが、逆輸入された現在では、日本の回転すしにも登場する人気メニューになっています。

    いずれにしても海外で日本食が食べたくなったら、やはり携帯などで現地の情報を入手するのが一番ですね。それではまた、See you!

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