日常英会話

イギリスの繕い技術、ダーニング

こんにちは。洋服はお気に入りだからこそ汚れてしまったり、シミができたり、穴が開いてしまったりします。そのような汚れ、昔は繕いで直していました。

繕いは夫人の必要作法

繕いといったら、手縫いで穴をふさいだり、アップリケなどでふさぐなど様々な方法があります。

その中でも芸術的に名高いのが、イギリスの伝統的技術、ダーニング。これは張り合わせというより刺繍に近く、あえてこの技法を習う人もいます。

現代ではあまりこの技法を身に着けている人はいませんが、ご年配の方は作法の1つとして習得している人も多いです。

会話

竹井夫人とエマのおばあちゃんの会話をみてみましょう。

Mrs. Takei: I saw Emma’s nice sweater which has nice embroidery on collar.

襟元に素敵な刺繍があるエマのセーターを見ました。

Emma’s Grandmother: Oh, really?  I made it for Emma. 

エマのおばあちゃん:あら、本当?エマの為に作ったのですよ。

It looks like embroidery but it is darning.  Darning is the traditional English repairing technique.

刺繍のように見えるけれどそれはダーニングなのよ。ダーニングは伝統的なイギリスの繕い技術なのよね。

Mrs. Takei: Darning, I knew the name of it, but I saw it for the first time.

ダーニング、名前は知っていましたけど初めてみました。

Emma’s Grandmother: I learned from my mother before I got married. 

結婚する前に母から習いましたよ。

This skill was necessary to repair the clothes.  Emma made a stain on collar so I repaired by darning.

この技術は服を修繕するのに必要だったのでね。エマが襟にシミをつけたのでダーニングで直したの。

Mrs. Takei: I couldn’t see any stain on it!  What a wonderful technique.  It is really artistic work.  Is it hard to learn?

シミなんか全然見えませんでした!なんて素晴らしい技なのでしょう。本当に芸術作品ですよね。覚えるのは難しいですか?

Emma’s Grandmother: No, it isn’t.   If you are familiar with sewing, it is not difficult. 

そんなことないですよ。縫い物になれているのならば難しくないです。

But these days, many young people don’t want to learn it.  Because they have enough money to buy new clothes.

でも最近では若い人々はあまり習いたがりません。新しい服を買うのに十分なお金を持っていますからね。

Mrs. Takei: Well, you could put it that way.  But this technique is special.  I really like the idea of color use.  Red and pink colors shine well in grey sweater. 

ええ、そう言われればそうですね。でもこの技は特別です。私は色の使い方が本当に好きです。グレーのセーターには赤とピンクの色がよく映えます。

Emma’s Grandmother: Thank you!  I can have fun time with thinking about color arrangement.

ありがとう!色合いについて考える時がとても楽しい時間なのよ。

Emma liked the darning colors, so I’m very glad!  If you want to learn it, bring the clothes that you want to repair.

エマがダーニングの色を気に入ってくれたから、とてもうれしくて!もし習いたいのなら直したい服を持ってきてください。

Mrs. Takei: Thank you, I will bring one next time, please teach to me.

ありがとうございます、今度持ってくるので教えてください。

ダーニングは様々な糸で修復をアートのようにみせる、とても素敵な技術です。

ポイント

会話ででてきた単語や言い回しをみてみましょう。

  • embroidery 刺繍
  • collar 襟、襟飾り
  • darning ダーニング
  • stain シミ
  • familiar with sewing 縫い物に慣れている

familiar with~”で「~に慣れている、~に精通している」という意味でよく使われます。

  • Well, you could put it that way そう言われればそうですね、そう言われてみればそんな気がする
  • shine well よく映える

繕いはイギリスの伝統

昔からイギリス人は衣服を大切に着る習慣をもっています。

ジャケットやコートなど、ほつれや汚れが気になるヒジの部分に当て布をほどこしたりして丁寧に繕い、何年も着ています。

またその当て布の選び方がデザインにもなり、汚れていなくてもわざと当て布をあててファッションを楽しんでいます。

ダーニングはそのなかでも、シミを糸で囲い込んで模様にしたり、破れた部分をわざと映える色で修復しながら模様をつくったりします。

この技術は修復でもあり、装飾でもあります。それぞれの繕い方にも名前がついているので、調べてみてください。

縫い物が好きな人は一度挑戦してみてもいいかもしれませんね。

それではまた、See you!

今回の英語での表現は、覚えられましたか?(英語を150%活用するために)

口に出して何度も読んでみると、脳にしっかり染み込むから覚えられますよ。

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